ある男の子からのメッセージ
僕は戦争をしないよ
だって僕は友達になったんだよ
音楽を通して皆と友達になったんだよ
だから、友達のいる国とは戦わないよ
僕は・・・
自由に動くことができないんだ
みんなみたいに自由に動けないんだ
僕は部屋の窓から見える小さな空しか知らないんだ
本当に小さな空なんだよ
その小さな空を見ることが僕は大好きなんだ
僕の一番の楽しみ
でもね、本当は
僕だって広い空をみたいよ
自由に走り回りたいよ
友達、たくさんほしいよ
友達と泣いて、笑って、しゃべって、自由に遊びたいよ
でも、できないんだ
それは戦争のせいさ
戦争が僕の自由を奪ったのさ
僕には手と足がないんだ
顔も火傷で醜い・・・
誰も僕を愛してくれない・・・
戦争のせいさ
僕は戦争が憎い
争い事が憎い
でもね
だからって僕はいじけていない
人生を諦めていない
僕には夢があるんだ
それは争いごとのない平和な世界をみること
皆が笑顔でいること
皆が幸せでいること
それが僕の夢なんだ
戦争は僕から手と足を奪った
愛を奪ったけれど
僕の心までは奪えなかった
僕の心は自由なんだ
空を飛んで
野原を駆け回って
綺麗な星をみて
好きな音楽を聴いて
友達と遊んで、おしゃべりして
楽しいことばかり考えている
僕の心は自由なんだ
そんな僕にも夢があるんだ
一つだけ夢があるんだ
僕は多くのことは望まない
僕の夢はただ一つ
僕のような子どもを出してほしくない
だから戦争はやめて
戦うことはやめて
ただそれだけ
なんで大人たちは戦争をするんだ
僕には理解できないよ
僕は悲しいよ
僕は切ないよ
僕みたいな子どもが増えると思うと
僕は悲しい
切ない
だから争うことはやめてよ
昔はみんな、仲良しだったんだ
愛と光に包まれて笑っていたんだ
みんな笑っていたんだ
みんな一緒だったんだ
だから戦うことをやめて
それが僕の夢であり願いなんだ
みんなで仲良く幸せに暮らしたい
なんの心配もなく
愛に包まれて暮らしたい
普通の生活をしたいだけなんだ
それだけさ
愛する家族と
愛する人たちと
幸せに暮らしたい
ただそれだけなんだ
こんな想いをするのいは僕だけでいい
僕、一人でいい
僕みたいな子どもを作らないで
お願いだから
戦うことをやめろ
争うことをやめろ
みんな幸せになろう
それが僕の夢さ
僕は自分の夢を叶える
僕は夢を忘れていなかった
音楽を通して
日本の子ども達と世界の子ども達を繋ぐこと
それは国と国を繋ぐこと
。子ども達の笑顔が平和な未来へと繋がっていきます